空気

 

水蒸気を通常の何倍も粒子にした海のなかで

わたしは朝を見た。

朝焼けで

ぷつぷつと音を発しながら消えていく粒子たち。

だんだんと海から出てくるのです。

粒子とさよならを交わした。

わたしはやっと、光を確実に見ることが出来る。

堂々と、そこにいる。

暖かい目覚め

甘い香り

でも、いつか裏切りを見ると分かってしまった私が

憎い。