迷路

 

ムカつく。という言葉が、心底似合っているだろう。落ち着いた。怒りというのはふいに去っていってしまうもので次の日にはコロっと戻っているものだと幼児期から教えられていた。怒りの最高潮には矛先を殺せるくらいの気持ちまで達す。わたしは、その瞬間に涙が出る。悲しいわけでも怒り狂ったわけでもない。ましてや、嬉し泣きなんてもっての外だ。涙の次には身震いし、やがて冷静さを保ち始める。この循環迷路に最近、わたしは閉じ込められている。