無感

憧れはいつの間にか傍観していた少年に奪われてしまった。目を細め遠くを見つめる。空は白く地平線は薄く消えかかり憧憬の入り口に立っているようだった。どうしたものでしょう。夢は元からここにはなかった。わたしは憧憬を愛しいつまでも手に入らないことを知っていたのです。それでも悲しみは生まれない。わたしの欠けたものはわたしには見えない。無色透明で他人が拾い上げて初めて気付く。他人が手に持ってもまだ見えない。まだ分からない。だんだん離れていく。

心の距離を保って。

無感について昔悩んだような。感情のおはなし。何を言われても受け入れてしまうこの性格は昔からで。すべての人の要望に耳を傾ける。きっと期待などしていないのだろうか。やさしいと言われてもそれはやさしさには見えない。興味のなさが浮き出てくる。


人間よりも生き物との対話を欲しているのね。