うるさい曲って言ってごめんね


本の文章を読みながら他の考え事をする癖がなかなか無くならない。終いにはイヤホンをして音にも気を向けている。本の内容が頭に入らなくなってきて考え事に集中してくると、そこで頭の中には二つの空間が出来上がっている。目から運んだ文字の情報が吸い込まれていくのと、記憶の断片が詰め込まれてそれを物語る自分の言葉の山の二つ。空間が二つになっていることに気付いた瞬間が終わりであり、本も閉じ、考え事もそこで終わりになる。考え事をしないくらいに没頭した本が何冊かある。自分が面白いのだと思っていることを自覚する判断作業だと思っている。あれを体験をしたいと二、三年振りに本を開くがもう軽くなり、別のことを考えている。一番厄介なのは本を読みながら他の本について考えてしまっている時である。


人がたくさんだ
人の声が耳から入ってくるから
うるさいくらいの曲を聴くのだが、その本にあった曲は静かであるから全然合わない。静かな曲にしても、人の声が聞こえてくるからうるさくて聞こえない。だからうるさい曲を聴く。

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記憶の断片